【インタビュー企画】パレード&フェスティバルがくれる希望と自由。 Tokyo Prideに集う二人のリアルな声 #わたしたちの声 vol.2

Tokyo Pride 2025 Pride Festivalインタビュー企画「#わたしたちの声」では、LGBTQ+の当事者やアライのリアルな声を届けることで、多様なセクシュアリティやジェンダーへの理解を深め、共感の輪を広げていくことを目指しています。

今回は、プライドパレード&フェスティバルへの参加経験が豊富なタカハシセージさん(5回目)と、誘われて2回目の参加となるカワハタトオルさんのお二人にお話を伺いました!

(左:タカハシ セージさん、右:カワハタ トオルさん)

プライドフェスティバルに参加したきっかけは?

タカハシセージさんは、自分がゲイだと自覚した頃、街中で同じような人と堂々と出会える機会がない中、「太陽の下で普通に会える場所がある」という魅力に惹かれて参加を決めたとのこと。一方、カワハタトオルさんはセージさんに誘われ、「せっかくだから」と軽い気持ちで初めてプライドフェスティバルに足を運んだそうです。

参加する中で楽しみにしていること

セージさんは「パレードに参加することで感じる沿道の人々との交流を楽しみにしています。手を振ってくれる人たちを見ると、希望を感じます。応援されていると実感できて本当に嬉しいです」と笑顔で語ってくれました。

トオルさんは地方出身のため、「いろいろな人や服装、様々なカップルを見られるのが楽しみです」とのこと。その多様性自体が新鮮で興味深いそうです。

日常の中で感じる幸せだなと感じる瞬間は?

最近、新しい出会いが増えたというセージさんは、「気を使わない仲間たちと過ごす時間は、悩みを忘れられる瞬間で、本当に幸せを感じます」と日常の中の喜びを語ってくれました。

今不安を抱えている人へメッセージを送るとしたら?

セージさん自身もイベント会場に来る途中、不安を感じる瞬間があるそうです。しかし、「その不安を乗り越えなければ、本当に欲しいものには届かない。変わりたいと思っているのであれば、不安だからこそ行動すべきだと思います」と力強くメッセージを送ってくれました。その真っすぐな言葉には、同じように迷いや不安を抱える人々への優しさと励ましが込められていました。

どういう社会に変わってほしい?

トオルさんは、「互いに迷惑をかけていないなら、価値観を押し付けず、自由にいられる社会が理想」と語ります。「自分も自由に生きているだけで、周りに影響を与えているわけじゃない。だから、気にせず自然に過ごせる人が増えてほしい」と思いを込めて語ってくれました。その言葉からは誰もが尊重される未来への願いが感じられました。