【インタビュー企画】7年半の穏やかな日常。「比べない」ことが二人をつないだ秘訣 #わたしたちの声 vol.3
Tokyo Pride 2025 Pride Festival インタビュー企画「#わたしたちの声」では、LGBTQ+の当事者やアライの声やリアルな体験談を記録し、発信することで、多様なセクシュアリティやジェンダーに対する理解と共感の輪を広げることを目的としています。
三組目は、7年半お付き合いを続けるコージさんとヨージさんのお二人にお話を伺いました!


(左:コージさん、右:ヨージさん)
イベントに参加したきっかけは?
イベント参加のきっかけを尋ねると、「割と近所に住んでいたので、気軽に来れたんです」とコージさんは話します。日常の延長線上にあるイベントとして参加されている様子が、印象的でした。
お付き合いしてどれくらい?二人の出会いは?
「7年半くらいで、仕事関係で出会いました」とヨージさん。自然な流れで始まった関係が、気がつけば7年半という長い時間を共に歩んできました。
日常の中で感じる幸せだなと感じる瞬間は?
日常の幸せについて聞くと、「日常の中で変に意識しないで済んでいることですね。二人ともそんなに気にしないので」とヨージさんは笑顔で語ります。特別なことをしなくても、お互いが無理なく自然体でいることが二人の幸せなのだそうです。


どういう社会に変わってほしい?
二人に社会への願いを尋ねると、ヨージさんは真剣な表情で「同性婚とか、普通の人たちと同じように認めてほしいです」と語ります。それに対し、コージさんが「”普通”って何ですか?」と笑いながらツッコミを入れる場面もありましたが、その後コージさんは真摯に言葉を続けました。
「ちょっと真面目な話をしますけど(笑)、その人の幸せが誰かの実害になってはいけないと思うんですが、例えば同性婚が認められたところで、誰も困らないですよね。他人の幸せに寛容な社会になったらいいなと思います。この価値観が自分に理解できないとしても、否定するのではなく、受け入れられる世界が望ましいです」
付き合い始めたカップルへのアドバイス
「比べないことが大切だと思います。他のカップルと比べたり、ゲイの世界でイケてる・イケてないとか。他人の価値観と自分たちの価値観を比較しないことが、良い関係を続ける秘訣ですね」と、コージさんは語りました。

7年半という穏やかな日々を過ごす二人の言葉から、自分たちらしくいられる関係性の大切さが伝わってきました。
※本記事は、事前に本人より取材および掲載のご承諾をいただいております。
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