
イプソス株式会社
Ipsos

イプソスとは
イプソスは、90の市場で事業を展開する世界最大規模のフランスの世論・市場調査会社です。「世界が懸念していること調査」や「幸福感調査」をはじめ、ダイバーシティや環境、様々な社会問題に関するグローバル調査レポートを月次・年次で発表しています。これらの調査を行う背景には、社会問題の解決には客観的なデータに基づいた議論が不可欠であるという考えがあります。
LGBTQ+に関する自主的な調査を年次で実施しており、単なる市場分析にとどまらず、社会全体の意識変化や課題を可視化することでLGBTQ+コミュニティへの理解促進と権利擁護に貢献しています。
イプソスの世界26か国調査「LGBT+ プライドレポート」
この調査では、LGBT+の割合や同性婚の支持率やトランスジェンダーの権利に対する意識の違いなどを国別・世代別に分析し、その結果を広く公開しています。
数字で知るLGBT+
世界26か国のLGBT+の割合は11%、日本は5%※
世界平均は約11%に対し、日本は約5%という結果で、調査対象国のうち一番少ない割合となりました。
日本社会において、LGBT+であることを公表することに抵抗がある人が少なくないため、実際の割合はもっと高い可能性があります。国によってLGBT+の割合が異なる要因としては、法整備の状況や社会的な受容度、文化的な背景などが挙げられます。同性婚が合法化されている国では、LGBT+を公開しやすい環境が整っているため、割合が高くなる傾向があります。
※以下のいずれか を自認している人の割合
レズビアン /ゲイ /ホモセクシャル • バイセクシャル • パンセクシャル/オムニセクシャル • 無性愛者 • トランスジェンダー • ノンバイナリー/ジェンダーノンコン フォーミング /ジェンダーフルイド • 男性または女性以外
若年層はLGBT+であると自認する割合が高い
Z世代(1997年~2012年生まれ)の17%がLGBT+であると自認しています。これは、ミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)の11%、X世代(1965年~1980年生まれ)の6%、ベビーブーマー世代(1946年~1964年生まれ)の5%と比較すると、若い世代ほどLGBT+を自認する割合が高いことがわかります。
日本でも同様の傾向が見られ、若い世代ほどLGBT+を自認する割合が高くなっています。若い世代は、LGBT+に対する社会の理解や受容が進んだ時代に育ち、カミングアウトしやすい環境にあることが要因の一つと考えられます。
また、インターネットやソーシャルメディアの普及により、LGBT+に関する情報に触れる機会が増え、自分自身のアイデンティティについて考える機会が増えたことも影響していると考えられます。
同性婚の合法化・承認に賛成は、世界23か国平均71%
同性婚の支持は各国で大きく異なり、 スウェーデンでは86%が同性婚の合法化/承認に賛成しているのに対し、トルコでは37%となっています。日本での同性婚の支持率は67%ですが、反対は6%と最も低い結果となりました。現在日本では同性婚は法的に認められていませんが、多くの自治体でパートナーシップ制度が導入されており、同性カップルは一定の権利やサービスを受けることができます。イプソスの調査活動は、LGBTQ+コミュニティを直接的にサポートするだけでなく、社会全体が公平で多様性を尊重する方向へ進むための貴重な基盤となっています。
イプソスの社内コミュニティ「プライドネットワーク」、
誰もが自分らしく活躍できる、多様性と包括性を尊重する職場
イプソスは、世界90カ国に広がるネットワークを持つグローバル企業として、多様性と包括性のある職場環境の構築に積極的に取り組んでいます。「誰もが偏見なく自分らしく生きられる社会」を目指し、社内コミュニティ「プライドネットワーク」を中心に、LGBTQ+をはじめとする様々なマイノリティの社員を支援しています。
2023年の従業員意識調査では、91%の従業員が「自身のバックグラウンド、性別、その他自分が何者であるかに関係なく、イプソスで働くことができている」と感じているという結果が出ています。セクシャルマイノリティの従業員に限っても、87%が同様に感じています。
しかし、現状に満足することなく、さらなる改善を目指しています。「多様性と包括性はイプソスの企業文化の中核要素である」という項目への同意率は全体の従業員で81%である一方、セクシャルマイノリティの従業員では69%にとどまりました。このギャップを埋めるべく、誰もが安心して自分らしく働ける環境づくりに今後も注力していきます。社内ネットワーク「プライドネットワーク」では、ブラジル、フランス、イギリス、カナダ、アメリカ、タイなどで、LGBTQ+コミュニティを支援する様々な活動を行っています。
また、イプソスは国連グローバル・コンパクトに加盟しており、人権の保護、不当労働の排除、環境への配慮、腐敗防止といった10の原則を遵守しています。これらは、多様性と包括性を尊重する企業文化の基盤となるものです。
私たちは、多様な視点や才能がイノベーションを生み出し、より良い社会の実現に貢献すると信じています。今後も、社員一人ひとりが個性を発揮し、最大限の能力を発揮できるよう、多様性と包括性を推進する取り組みを積極的に展開していきます。イプソスで働くことに興味がありましたら、こちらをご覧ください。
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