鳥籠みつ器

作品名|ヤポネシアの聖心
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(ゴーギャン作)からインスピレーションを受けて描きました。私たちのアイデンティティはどこで形成され、どう進もうとしているのか。どのような歴史を積み重ね、未来を描こうとしているのだろう。初出は、ハンセン病患者、精神障害者という社会的弱者も共同体の中で役割を持ち、価値がある存在という小説のテーマに沿いましたが、LGBTQ当事者も素の自分の姿で自由な空気を楽しみ生きる潮流を、「ヤポネシア=日本列島」から人類に対する愛を表現せよ、というメッセージを発信したいと思います。自身がゲイで発達障害と困難を抱えて生きていますが、現在、ファインアート、メディア社会学を研究する社会人学生として、それらは自分を知るためのモチーフとしてポジティブにとらえています。ゴーギャンが目指した理想の楽園をイメージし、開放的な空気の中、目に表れた強い意志により、性を超越して、自分らしくありのままの姿で生きていけるような世界をデザインしたい。多くの方の目に止まりフィードバックを得て、今の自分が抱える問題意識を、皆さんと共有できるきっかけになればうれしく思います。
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