長嶋一孝

作品名|生命の輪郭・Taurus

本作では自身のジェンダーアイデンティティと向き合う中で感じた孤独や違和感を、神話に登場するミノタウロスに重ねて表現した。
ミノタウロスはギリシャ神話に登場する牛頭人身の怪物である。
手に負えなくなった怪物はやがて迷宮にとじこめられ、英雄テセウスによって倒された。
幼少期から続く自己肯定感の低さ、社会との解離。
他者と自分を比べるために、「自分は怪物なのではないか」と錯覚するような感覚を作品に込めている。
それぞれの中にある「他者性」や「異質さ」と対話するきっかけになれば幸いである。