kurukuru ART / アヤスズキ

作品名|PRIDEのある日常

この作品は、「PRIDEは特別な日だけのものではなく、日常の中に散らばっている」という感覚を、ひとつの画面に詰め込んだ作品です。
セクシュアリティや性別、年齢、見た目、立場の違いに関わらず、私たちはそれぞれの生活を送りながら、笑ったり悩んだり、迷いながらここに立っています。 画面には無数の人や言葉が登場しますが、主役はひとりではありません。
誰かが誰かを支え、隣に立ち、同じ空間を共有している状態そのものを描いています。
「You are not alone」「I’m here」「Stay soft, stay you」などといった言葉は、強い主張ではなく、日常の中でそっと差し出される小さなサインです。 PRIDEとは声を上げる勇気であると同時に、静かに存在し続けることでもある。
この絵が、見る人それぞれにとっての「居場所」や「味方」を思い出すきっかけになればと思っています。

作品名|モクモックモ

人の中には、たくさんの感情がある。ひとつに決めることなんて、本当はできない。好きも、嫌いも、安心も、不安も、全部が同時にここにある。
それでも人は、「どれかひとつ」を選ぼうとする。わかりやすく、整った形にしようとする。名前をつけて、分類して、安心しようとする。
けれど、その途中で、いくつかの自分が消えていく。誰かに説明するために、言葉からはみ出した感覚や、矛盾した状態を置き去りにしてしまう。
性も、愛も、生き方も、本当は天気のように揺れていていい。それでも人は、固定された正解を求めてしまう。
モクモックモ(雲)は、消えなかったものたち。矛盾したまま、混ざり合ったまま、そこにある。ラベルの外側で、今日も静かに形を変え続けている。
それが、その人の今である。