Tokyo Pride 2026
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パナソニック コネクト株式会社

Panasonic Connect Co., Ltd.

パナソニック コネクトの築く「幸福な職場環境づくり」が、社会を変えていく。

Tokyo Pride Parade & Festivalのトップスポンサーとして、年々活動を広げているパナソニック コネクト。LGBTQ+に限らず、人権を尊重した働き方がビジネスの成長にもつながると確固たる自信を持つ現在の姿勢について、同社取締役 執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデントであり、Chief Marketing Officer(CMO)、DEI推進担当の山口 有希子様、執行役員 ヴァイス・プレジデントであり、アビオニクスビジネスユニット マネージングダイレクター、DEI推進担当の加藤 大地様、人事総務本部 DEI推進室 シニアマネージャーの太田 治子様にお話を聞いた。

取材・文/山本 梨央 撮影/清原 明音

DEIの浸透が、ビジネスの成長に直結する

――パナソニック コネクト様はDEIを積極的に推進していらっしゃいますが、原動力はどういったところにありますか?

山口 有希子様(以下山口) 働く場所をどういう職場にするべきか、そして売上だけでなく人を大切にするということはどういうことか、ということを常に考えてきました。

加藤 大地様(以下加藤) 私は17年間海外にいたのですが、3年前から日本に戻り、変えようという信念が確実に浸透しているな、といろいろなところで感じています。

太田 治子様(以下太田) 実は私、一度他社に転職しているんです。「パナソニック」というブランドや人も好きでしたが、カルチャー改革が進む前の話です。しかし4年ほど転職先で働いたころ、同じ会社とは思えないほどパナソニック コネクトが変わっている様子を目の当たりにして戻ってきました。同じような気持ちで入社する人も増えているのではないでしょうか。

山口 世の中で、会社を選ぶ基準が変わってきています。給料の金額だけでなく、会社にいる自分がハッピーに働けるかどうか、リスペクトされているかどうか。そういう部分をすごく見られていると思うんです。選ばれる会社になるためにも、人を大切にするというのがDEIの考え方として重要ですよね。

取締役 執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデント Chief Marketing Officer(CMO) DEI推進担当 山口 有希子様

山口 最初はどうしても、DEIはビジネスの横にあるもの、別軸にあるものというイメージを持たれていたと思います。でも、いろいろな活動をする中で、人を大事にすることがカルチャー改革につながり、ビジネスにもプラスであるということが実感として広がっています。

加藤 この3年間、私が担当している事業では「Happy Colleagues(仲間たちの幸せ)」と呼んで社員の幸福度を高める活動をしてきました。その背景には、まずは社員が幸せになり、BtoBビジネスとして直接つながるお客様を大事にできるチームができ、そのお客様の先にいるエンドユーザーにも波及していくはずだという考えがあります。私はアビオニクス(飛行機の機内エンターテインメントシステム)の部署にいますが、製造部門のメンバーと楽しみながら活動しています。それが、結果的に業績の向上にも明確につながっています。

山口 今はもう業績が上がり続けています。不確実性の高い環境の中、正しいビジネス判断をしていく上で、やはり組織のカルチャーをリスペクトし、問題がある時にはつなぎ合い、連絡し合い、協力し合うというベースが絶対的に必要。DEIはビジネスと対等であり、一緒に進んでいくものなんです。

加藤 当社では従業員満足度を定点観測しているのですが、協調性のスコアがグッと高まっていますね。太田さんもそうですが、アルムナイ社員も以前はほとんどいませんでした。けれど、最近は中途入社の方を迎えるミーティングをすると「おかえり」という声が飛び交うことも多くて。

太田 外部の知見も身につけつつ、会社のカルチャーを知ってプロフェッショナルとして戻ってくる社員がいることは、ビジネス成果の向上にもつながります。アルムナイの方々が継続的につながれるコミュニティ運営や、現在の活躍を発信するPodcastなども行っています。こうした取組は、「コネクト」という社名の通り、人と人とのつながりを大切にする当社のカルチャーそのものだと感じています。

アビオニクスビジネスユニット マネージングダイレクター DEI推進担当 加藤 大地様

LGBTQ+当事者に安心を届けるために。「ALLY1000」「CLAN」という取り組み

――アライを1,000人まで増やすことを目標としたALLY1000という活動に取り組んでいらっしゃると伺いました。実際にはどのようなことをおこなっているのですか?

太田 一定数のアライを可視化することを目的として、社内イントラでの呼びかけや、パソコンに貼れるステッカーの配付などをしています。最近では、Teamsのアイコンに「アライリング」と呼んでいるレインボーの輪を広げています。当事者の方からも、安心するというお声をいただいています。

山口 LGBTQ+の当事者でカミングアウトしている方は当社の中ではまだあまり多くありません。でも、たしかにいらっしゃる。そういう方に想いを寄せながら、フェアな場所であると伝えるためには、ALLY1000などの活動はやるべきことだと思っています。1,000人いればいいというわけではないけれど、自分たちの仲間が安心して働ける場所を作りましょう、そのためにみんなで協力しましょうよ、と呼びかけているんです。

人事総務本部 DEI推進室 シニアマネージャー 太田 治子様

太田 社内には当事者とアライのERGコミュニティ「CLAN」が2024年に発足しています。外部から講師を呼んでセミナーをするなど活動を広げているのですが、DEI推進室だけでは気が付かない課題などの提起もしていただいています。

山口 パナソニックグループのコミュニティもあるんですよ。当事者の方が日頃仕事をする中で感じている違和感などについて、率直な声もいただいています。カミングアウトしていない方も多くいる中で、一人ひとりと直接ではなく、代表者の方を通してお話しすることで見えてくることもあります。

Pride Action30で「想い」を共にするつながりが広がる

――パナソニック コネクトの呼びかけで、今すぐ始められるアクションを集めた「Pride Action30」に賛同する企業・団体が増えているそうですね。

山口 1年目は20社、2年目が65社、今は106社まで増えました。さまざまな逆風もあるなかで、参加されている方々がさらにいろんな方にお声をかけてくださり、広がっているという実感があります。企業への勉強会も完全にボランタリーで続けているのですが、150社が参加してくださっています。これもまた、想いを持った方々が集まることで続いているのかな、と。つながって、努力することで想いは広がるのだなと感じます。

――企業を巻き込む力のあるパナソニック コネクトですが、BtoBメーカーとして、DEIのトップスポンサーとして先導することにどのような意義を感じていらっしゃいますか?

山口 もしかすると、BtoBもBtoCもあまり関係ないのかもしれません。私たちはアピールや宣伝のためにDEIに取り組んでいるわけではありません。あくまでも当社の姿勢として、人権を大切にすることがベースになっているのです。苦しんでいらっしゃるけれど、可視化されていない方々の想いを、きちんと社内にも社外にも発信していくべきだと感じています。

山口 当社のパーパスとして「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」という言葉を掲げています。結果として「学びたいです」「教えてください」とお声がけいただく機会も増えていますし、社会にもインフルエンスしていける。それがより良い未来につながっていくのだろうなと、思っています。

加藤 たしかに私たちはBtoBメーカーではありますが、BtoBtoCともいえます。たとえば私の担当するアビオニクス事業のお客様は航空業界ですが、その先で実際に製品を使うのは乗客のみなさま。最後には個につながっていきます。そういう中で、DEIを大切にするという姿勢に共感していただく輪を広げるのは重要かもしれません。あとは、製造業という観点での取り組みですね。当社は日本全国に工場がたくさんあります。物理的に離れているところもあるので、みんなでまだまだやりたいこと、できることはあると思っています。

山口 LGBTQ+への理解は、東京はすごく盛り上がっています。そして、消費財やコンサル、外資系企業は最初に動く印象があります。でも、地方であったり製造業であったり、業種的にまだ伸びしろのあるところはあるので、ネクストチャレンジとして取り組んでいくことに意味があると思っています。

社名の「コネクト」が表す通り、「つながり」を作り続ける姿勢

――今年のブースやパレードでは、どのようなことを来場者に届けたいですか?

太田 今年も、部門横断で多様性のあるチームを組みました。デザイナーやR&D、ERGのメンバーなど、東京だけでなく、地方拠点や海外から参加する人も含め、多様なメンバーが集まって準備を進めています。Pride Action30をベースにしながら、お花のモチーフを手渡しできるようなコンテンツを検討しています。想いをつなぐことがアライにつながり、そして未来につながっていく。そんなメッセージを伝えられたらと思います。

加藤 今年のTokyo Pride 2026のテーマ「多様性と平等がひらく未来」という言葉を聞いたとき、私の海外での経験と通じるところがあると感じました。アメリカやヨーロッパでは、多様性や平等という考えが浸透して当たり前にある、という場面にも触れてきました。それを今日本で取り組むということは、成長するための源泉と強く思います。

成長というのは個人だけでなく、個人が成長したらチーム、組織、コミュニティ、社会と広がっていく。素晴らしいテーマだと感じています。今年は、14歳になる子供と参加しようと話していて、そういった空気も感じ取って欲しいなと思っています。

山口 家族や友達、パートナーと参加してもらえるというのはいいですよね。やっぱり、現場にくると全然感じ方も変わると思うんです。企業がスポンサーをして、積極的に参加するということも意味があると思います。当日は、パナソニック コネクトだけではなく、パナソニックグループの方も一緒にパレードを歩く予定です。つながりを大切にする、それが個人も企業も成長の源になっているということを伝えられたらと思います。

*

人と人、企業と企業、社会と社会をつなぎ続けるパナソニック コネクト。DEIへの本気の姿勢が積み重なるほど、その輪は確かに広がっていく。

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