かしま
作品名|入浴
私のものづくりの根本にあるのは、モデルである彼という人を、飽きることなく見つめ続けたいという、静かで切実な執着である。彼が体現する混じりけのない『健やかさ』は、私にとってひとつの救いであり、抗いようのない憧れだ。
本作は、『入浴』という、この上なく私的で無防備な瞬間に宿る、彼のありのままの温もりと命の手触りを、凝視に近い眼差しで捉えようと試みた。
水彩の流れるような筆致や色の滲みは、見守る時の中で揺らぎ続ける彼そのものを描写するための手段である。冷ややかなタイルと、彼の肌が放つ柔らかなぬくもりの対比に、自分と他人の境界を意識するとともに、彼をただじっと見守り続けたいという私の願い、渇望を乗せた。
ドラマチックな物語を添えるのではなく、ただそこに居る彼を、ありのままの距離感で慈しみ続けること。その、執拗なまでに見つめ続けた積み重ねこそが、私の愛のかたちであり、揺らぐ身体が持つ静かな尊厳を、キャンバスに残すための方法である。
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