織部 佳積
作品名|Far Away
2021年から、桜の花に特別な思いを持っています。
きっかけは東日本大震災、報道で福島の桜の名所の映像を見たことでした。人間が立ち入れない高濃度の放射線に汚染された区域で、妖しくも美しく咲き誇る桜、それはまるで、坂口安吾の「桜の森の満開の下」に登場する鬼女が、人間の愚かさを嘲って哄笑しているようでした。
これまで、自分達の問題、LGBTQへの差別や人権のことばかり考えて活動をしていた私が、初めて「苦しんでいるのは自分達だけじゃない。いつ誰が不幸や絶望に襲われるかは分からない。この社会全体が良くならなければ問題は何も解決しない」と、目が開かれた時でした。
震災前からアートだけではなく、HIV/AIDSに関する活動もしていましたが、それ以来、この社会における様々な不公平や不平等の問題にも目を向けるようになりました。そのきっかけとなった桜の花を、今も度々作品の中に描き続けています。
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